Right-EAR 平板スピーカー :ライト・イア

 

薄くて平らなスピーカーの開発

 新しいものや変わったものが発明されたとき、やはり同じようなことを考えている人がいるものです。2〜3社から薄い形のスピーカーが発表されました。 1998年に創業した株式会社プロトロが発明した平面スピーカーを紹介しましょう。 ダイナミックスピーカーでありながら、3mm から 6mm 程度の狭い間隔で面全体を駆動する方式を生み出しました。面全体ではコーンスピーカーのボイスコイルと同程度のインピーダンスを有し同程度の音響パワーを発生させることのできるスピーカーです。 発明以来80年もほぼ変わらない構造のコーンスピーカーのイメージが強すぎるため、スピーカーとは言うにはなじみにくさすら感じるもので、電磁音響変換器(トランスデューサー)と言った方が適切かもしれません。


 この平面スピーカーを正確に言うと、「ムービングコイル型ダイナミック全面駆動平面スピーカー」となります。プロトロ社はこれを平板スピーカー「Hey-ban’ Speaker」および、”超薄型平板ダイナミックスピーカー”と称して2001年5月に製品化し世に出しました。 


 ゴム磁石を2枚向かい合わせにし、その隙間にボイスコイルがプリントされたフィルムを挟んだだけと言うシンプルな構造と3mmから6mmと駆動点の間隔がとても狭いことが、よけいな振動を起こさせず歪みの少ない音が再現できる要因になっています。 他の薄型のものと比較し面全体を均等に駆動すると言う点で特にすぐれています。

平板スピーカーは全面均等駆動

平板スピーカーは構造が簡単

平板スピーカーは歪みが少ない


▲低音を出すには面積を大きく

▲指向性がはっきりしている




振動板のエッジがフリー

ダンパーやエッジ部分に特別なパーツが不要のため劣化がほとんどない

ボイスコイルの温度上昇が少ない

外形を自由に設計できる