2008/7/30 水曜日

演奏者にとっての電気音響のジレンマ

Filed under: 願い, コンサートの音響 — migimimi @ 0:29:02

 演奏者がマイクを使ってコンサートをするとき、自分の出した音が会場にどう聴こえているのか演奏者自身が分かりますか? 大抵の場合、演奏者はメインスピーカーの裏側にいるため、そのスピーカーから客席に向けた音をちゃんと聴くことができません。スピーカーの裏側に出た音ですから、大きな音であることは分かってもとてもこもった音で、その音を聴いて演奏すること自体が難しくなります。そこで足下にモニタースピーカーを演奏者に向けておくことになります。でもその音は自分やメンバーの演奏するリズムや音程を確認するだけもので、全体のサウンドを会場のお客さんと一緒に楽しむことはなかなかできません。 演奏者は結構かわいそうな状態で演奏しているとも言えます。 また会場に流される音のバランスはエンジニア任せ? 音楽は音で感性を伝えるものではないのでしょうか? 演奏者にも良い電気音響ってないのでしょうか? つづく。

晃ハンドベルカル

Filed under: 展示, ニュース, お知らせ — migimimi @ 0:12:11

 浜松市浜北区宮口に「晃ハンドベルカル」という、お店であり、ギャラリーであり、住宅ショールームあり、市川建設の事務所でもある、きれいなスペースがあります。 お店では「手づくり」にこだわったフェアトレードの商品を扱っています。

 img_0593.jpg

 

  手づくりと言えば、Right-EAR の自然派志向平面スピーカーシステム EW-Series も手づくりにこだわったスピーカーシステムです。 なにせスピーカーユニットから手づくりですから。 ここに、市川社長のご好意により、EW-500  を展示させて頂いております。お近くの方はお店を覗いてみて下さい。 

 img_0590.jpg

 

 

 

2008/7/29 火曜日

Pechakucha Night (ぺちゃくちゃないと)

 8月1日、浜松市中区田町のアート・フォルム サロンで「Pechakucha Night HAMAMATSU vol.#1」というイベントがあります。Right-EAR はこのイベントでの音響を担当します。パソコン(Mac)のスライドショー、DJあり、ギター演奏もあるとか、。 しかしこのイベントはコンサートでありません。いろいろなプレゼンターが一人6分40秒の持ち時間の中で、自分のクリエイティブな主張を効率よく発表するイベントだそうです。

 世界132都市行われて来た、国際的なイベントの浜松での最初のイベントということで、私も楽しみにしています。 詳細はこちらをご覧下さい。

  さて会場のアート・フォルム・サロンは、コンクリート打ちっぱなしの壁面とガラス窓でできた空間です。 ES-Series が効果を発揮してくれると思います。使用するシステムは ES-3000A, ES-4000A を連結したものです。

soundsystemplan.pdf

 es-3000a.png

 

2008/7/25 金曜日

コンサートでマイクを使う必要はあるのでしょうか?

Filed under: コンサートの音響 — migimimi @ 23:16:43

 コンサートでマイクを使う必要はあるのでしょうか? それは楽器によって必要な場合もあります。10人程度のごく小規模なコンサートの場合、大抵は電気的に増幅しなくても問題がないでしょう。ただ共鳴箱を持たない様な楽器の場合、会場の響きが少なすぎると耳に痛い音になりますから、音量は十分でも響きだけは付加した方が良い場合があります。   

 聴衆が20人以上になってくると、音の小さなアコースティックギターやボーカルには、多少の助けが必要です。 機材を持って行っても、まずはそのままのアコースティックな音を聴いてみます。その規模の場合、大抵少しだけ助けることになります。会場が良く響く場合には、もしかしたら助けは不要かもしれません。建築的に音楽演奏を考量した会場であれば多分電気的な助けは不要でしょう。

  音楽ホールでクラシック音楽を演奏する場合は別として、各地でソロやユニットで活動する多くのミュージシャンの場合、基本的にはまずマイクを使うことになるでしょう。 でも音が大きくなりすぎない様にしてください。 聴衆は音が大きすぎると感じる場合が、良くある様です。

  

大きな全面駆動の平面スピーカーは音楽鑑賞には向かない

Filed under: スピーカーユニット — migimimi @ 22:44:51

 完全に平らで大きな全面駆動の平面スピーカーは、指向性が強くステレオ用に2枚置いたらその位置合わせが大変です。少しでも角度が合っていないと、左右で音像の高さが違ってしまったり、定位が偏ってしまったりします。

   頭を上下に動かすと音像も上下に動き常に正面に来ることになります。もし、垂直で平らな壁一面を全面駆動の平面スピーカーで埋め尽くしたら、いつも壁に向かった自分の耳と同じ高さのところから音が聴こえることになります。あたかも太陽を見る様に。

 

全面駆動型平面スピーカーのジレンマ

Filed under: スピーカーユニット — migimimi @ 22:31:48

 1)低音を出すために平面スピーカーの面積を大きくすると、指向性が強くなって行く   (低い周波数まで指向性がはっきりしてくる)

 2)線状に幅の細いスピーカーにすると高い周波数まで指向角が広くなるが低音が減る   (低音の効率が悪くなる)  

 #プロトロの平面スピーカーは湾曲させることができるので、面積を大きく取りながら指向性を広くすることができます。  

コーンスピーカーのジレンマ

Filed under: スピーカーユニット — migimimi @ 22:23:43

 1) 大きな振動板は、分割振動を起こして歪みが多くなる。

 2) 小さな振動板にすれば分割振動は減るが、低音が出せない。 

  

 そこで、ツイーター、スコーカー、ウーハーなどと担当する周波数を分けて、組み合わせて使うことになってきました。

平板スピーカーという名の平面スピーカー

Filed under: スピーカーユニット — migimimi @ 22:08:42

   プロトロ社の平板スピーカーは、ほぼ全面駆動の平面スピーカーです。駆動点の間隔が、6mm から 3mm 程度とコンデンサースピーカー以外では、例を見ないほど短い間隔で駆動されるスピーカーです。これでも完全に全面駆動とは言えない訳で、厳密には分割振動をする可能性があります。そこは振動板の材質や回路パターンの研究により、様々な対策を講じています。

  そのような研究の結果開発されたユニットが RF5G/4G です。

  

全面駆動型平面スピーカー(2

Filed under: スピーカーユニット — migimimi @ 22:01:50

 つづき 

 全面駆動と言っても、実際には数センチも離れている複数の点で駆動しているものから、コンデンサースピカーの様に駆動点の間隔がゼロのものまであります。人が聴こえる周波数の波長は10kHz では、約3.4cm、20kHz では約1.7cm、その2分の1、4分の1波長程度の長さが、高域の音に関係してきます。抽象的な言い方ですみません。スピーカーを構成するパーツの形の数ミリメートルの部分が高域の音に影響を与えます。例えば駆動点から距離が数ミリメートル以上離れたところが駆動点と異なる振動をしていると、音を悪くしている可能性があります。 

 つまり、駆動点の間隔は可能な限り小さい方が良いと言えます。逆に数ミリメートル以上あると何かしら悪影響をおよぼしている可能性が 高いと考えられます。

 

 

2008/7/24 木曜日

全面駆動型平面スピーカー(1

Filed under: スピーカーユニット — migimimi @ 23:42:05

 google で「平面スピーカー」を検索すると、98400件がヒットしました。(2008.7.24現在)「平板スピーカー」は、13800件、「全面駆動スピーカー」は、28100件ヒットしました。見てみるとかなりいろいろな人が、それぞれのお考えを披露されているのが分かります。 

 

 その中で「平面スピーカー」は音が良いという前提に立った記述が比較的多く目につきます。 そしていろいろ見てみるとスピーカーユニットの表面が平であるものが全般に「平面スピーカー」と言われているようです。そう思っていない人も、そう思いたく無い人もいるかも知れませんが、一般的な使われ方は、その表面からどのように音波が放射されているかに関係なく、形として表面が平であれば平面スピーカーとしている場合が多い様です。 

 「平面スピーカー」は「全面駆動スピーカー」とイコールではないということです。 振動板の全面を均一に駆動するスピーカーを「全面駆動スピーカー」とすると、本当に全面を駆動できているのはコンデンサースピーカーぐらいでしょうか。 全面を均一に駆動できてよいことは、振動板全体が同じ動き方をすることです。つまり部分部分で異なった動きはせず入力信号に忠実に面全体が駆動されます。 コーンスピーカーは中心部だけが駆動されるので、その動きをどうやって振動板全体に均一に伝えるかが 大きな問題となります。例えば30cmのコーンスピーカーで20kHzまで均一に振動させることはほぼ不可能なので、高域はもっと口径の小さなものに任せざるを得ないという事が起きるのです。つまりそこに分割振動が起き制御できない振動が発生し、よけいな音が付加されます。 これを歪みとして観測することができます。 

 「平面スピーカー」から出る音は「平面波」だという表現も良く見かけます。この表現は条件をつければ正しい場合もありますが、単純にこう理解すると、間違った理解を招きます。一般的に言われている様に表面が平であるという広い意味での「平面スピーカー」では、中にはその表面が波打つ様に振動することで音出しているものもあります。 またこれを積極的な特長として主張しているものもあります。この場合には、そこから出てくる音は全く「平面波」ではありません。 つまり「平面スピーカー」から出る音は「平面波」とは言えないということです。 また意図的にではなくても全面駆動ではないため「平面波」と言いたくても言えない場合もあります。 またその場合やはり分割振動が起き制御できない振動が起き歪みが生じている可能性が高いと言えます。

  「全面駆動」と言う言葉も本当に全面が駆動できているものと、ある間隔で多数の点を駆動し、その点が面全体に点在するものとあります。その駆動する点の間隔と振動板の材質が分割振動の周波数に影響を与え、その間隔が広いと聴こえる周波数に分割振動が起き音が悪く、つまり歪みが増えてきます。 どれだけ狭い間隔で駆動できるかが決め手となります。

(長くなって来たのでこの辺で一旦切ることにします) 

次のページ »

Copyright(c)2007-2008 by Right-EAR L.L.C All Rights Reserved
HTML convert time: 0.177 sec. Powered by WordPress ME